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人間イエス・キリストの死までの最後の12時間を写実的に描く問題作。監督のメル・ギブソンが構想に12年かけ、製作費2500万ドルには私財を投じ、イタリアのチネチッタ・スタジオで撮影して完成させた。公開の可否を巡って長期に渡りキリスト教団体等との論争が繰り広げられたが、公開後は大ヒットを記録した。描かれていることは基本的に新約聖書の通りなのだが、キリストの肉体的苦痛など残酷なシーンについては根強く賛否がある。

■見どころ
①イエス・キリストの受難と磔刑について知ることができ、一つの教養となる作品。
②ギブソンの意向でセリフや字幕表示箇所まで指定されているほどこだわりを感じられる。
③世界中で議論を呼ぶほどに影響力を起こした。世界の宗教観に興味が湧く作品。

ロザリンダ・チェレンターノ

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