日本の歴史小説家・梶よう子による新田次郎文学賞を受賞した同名の小説が原作。北斎と共に日本画の巨匠として知られる歌川広重の波乱に満ちた生涯が語られる。2024年3月下旬にBSプレミアム4Kで放送。広重を阿部サダヲ、広重の妻・加代を優香が演じる。北斎は長塚京三、広重の弟子・国貞は吹越満、広重の版元・保栄堂の竹内孫八は高嶋政伸が演じる。阿部にとっては三木孝浩監督のデビュー作「くちびるに歌を」以来、9年ぶりの三木監督作品の出演となった。

■見どころ
①火消し同心として江戸の火事に奮闘しながら、絵師として名声を得ていく広重の姿に勇気を貰える。
②絵に没頭する広重と、夫の絵に理解を示し支え続ける妻・加代の夫婦愛が美しい。
③葛飾北斎や歌川国貞など、浮世絵の世界を彩る人間関係にも興味が湧く内容となっている。

梶よう子

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