オランダ国立バレエ団の「ジゼル」を映画化した作品。主役のジゼルを踊るのはかつてボリショイ・バレエ団のプリンシパルだったオリガ・スミルノワ。彼女は2022年にロシアがウクライナに侵攻したことをきっかけに、故郷を離れてオランダ国立バレエ団に移籍。翌年、オランダ国立歌劇場で開催された「ジゼル」の公演を収めた映像が劇場で上映される。アルブレヒト役にはスミルノワと同じくボリショイ・バレエ団からオランダ国立バレエ団に移籍したプリンシパルのジャコポ・ティッシ。

■見どころ
①スミルノワの優雅なポワントワークや高いジャンプ、豊かな表情は、観る者の心をとらえる。
②アルブレヒトの葛藤や悲嘆を演じるプリンシパルのジャコポ・ティッシの力強いリフトや華麗なターンが見事。
③オランダ国立バレエ団の新しい演出と振付によって、古典的な「ジゼル」に新たな息吹が与えられている。

ジャコポ・ティッシ

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