ブラジル出身の歌手フロレンシアが恋人を探す姿を描いたオペラ作品。本作は2006年から上演を開始し、ニューヨークでのオペラ上演を映像化している。フロレンシアは消息を断った恋人を探す過程でジャーナリストのロサルバと出会い、自分を重ねて見つめ直す様子を描いている。演出はメアリー・ジマーマン、指揮はヤニック・ネゼ＝セガンが担当した。フロレンシア役にはアイリーン・ペレスが抜擢され、壮大なオペラを披露している。

■見どころ
①艶やかでエレガントなアイリーン・ペレスの美声に魅了され、うっとりするオペラが魅力
②蝶に姿を変えて恋人のもとに旅立つシーンは圧巻で、物語の悲しさも相まって圧倒させられる
③船がアマゾン川をさかのぼる見せ方も多種多様で、細部に散りばめられた演出も楽しめる

ガブリエラ・レイズ

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