映画「東京リベンジャーズ」シリーズなどで脚本を手がける高橋泉によるオリジナル作品。本作にも出演する廣末哲万との映像ユニット「群青いろ」の劇場公開映画として、約17年ぶりに制作された。本作では高橋が監督と脚本を兼任する。主演は大河ドラマや実写ドラマ『幽☆遊☆白書』(2023)などで注目されている古川琴音。また「群青いろ」の常連俳優も顔を揃えている。製作は2020年。各映画祭などで上映されたのち、2024年2月から一般劇場公開を予定。

■見どころ
①中年ピエロと写真家志望の女性との淡い恋模様から一転、ある告白に誰もが衝撃を受ける
②ポップで明るい作風ながら、実は深刻で重たいテーマ。“人を好きになる”ことの考え方が変わるかも
③多様性が叫ばれる時代だからこそ見ておきたい一作。投げかけられたテーマをしっかり受け取ってほしい

実際のニュースからヒントを得て制作された社会派ヒューマン作品。ある女子高生が動物園の猿を逃がしたことから記者の取材が始まり、徐々に女子高生を追い詰めていく様子を描いている。監督は映像ユニット「群青いろ」のメンバーである髙橋泉で、映画『東京リベンジャーズ』を手がけるなど脚本家としても活躍を見せている。女子高生・未唯役には藤嶋花音、ルポライターの優子役には「群青いろ」作品によく出演する新恵みどりが抜擢された。

■見どころ
①誹謗中傷や切り抜き報道といった社会的問題も取り上げ、考えさせられる内容となっている
②髙橋泉監督がこだわったプリンを使ったシーンがあり、本作を見終わった後も強く印象に残る
③終盤にかけて物語が二転三転する展開に釘付けになり、最後までストーリーから目が離せない