妹の妊娠が発覚したその姉である主人公は、妹が結婚するために自分が先に結婚しないといけない状況に陥り、偽りのパートナーを探すというドイツ製作のヒューマンドラマ。現代のドイツが舞台で、主人公はトルコ系移民二世。ドイツ在住のジャーナリストによる自伝的小説を、自身も移民二世であるブケット・アラクシュが監督を務めて映画化した。メインキャストとして、イディル・ユネル、アドナン・マラル、シイル・エログルらが出演している。

■見どころ
①移民とそれを受け入れる社会とのすれ違いや多様性のあり方などについて考えさせられる。
②トルコ系の家族の中でも父娘間で価値観が異なるなど、カルチャーが垣間見えて興味深い。
③深刻な問題もドイツ流のコメディに仕立てていて、気軽に鑑賞することができる。

ラルフ・シュヴィンゲル

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