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『狼たちの午後』や『十二人の怒れる男』など、数々の名作で知られる巨匠シドニー・ルメット監督作品の45作目であり、遺作となった映画。アカデミー賞俳優でもあるフィリップ・シーモア・ホフマンとイーサン・ホークという2大スターが、宝石強盗を行う兄弟を重厚感たっぷりに演じている。第33回ロサンゼルス映画批評家協会賞でエイミー・ライアンが助演女優賞を受賞するなど、客演にも実力派が揃い評価を得た作品になっている。

■見どころ
①兄弟を演じた2大スターに加えて、登場する家族全員の俳優の演技合戦が観客を引き付ける。
②見終わった後にタイトルの「その土曜日、7時58分」の意味をより深く感じられる。
③時間が戻って、別の視点からどんどん真実が分かっていくというストーリーに引き込まれる。

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レヴィンの同名小説の映画化で、日本では劇場未公開に終わった作品。第二次大戦後、ナチの残党の中に、第三帝国の復興をたくらむむ者がいた。それはヒトラーの血液を保存していた科学者メンゲレ。彼は、その血をもとに無性生殖でヒトラーのクローン人間を作り出すという恐ろしい計画を立てていた。一方、老ナチ・ハンターのリーバーマンはメンゲレの陰謀に気付き、事件を追及していく……。ペックのメンゲレ博士とナチ・ハンター役オリヴィエとの対決が芯となり、サスペンス・タッチで描かれる。メイスン、リリー・パルマーら、脇役の好演、Ｊ・ゴールドスミスの重要な音楽も光る。

ローズマリー・ハリス

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TSUTAYA DISCASで観られるローズマリー・ハリスの作品

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