第25回サンフランシスコ・インディペンデント映画祭長編部門等、いろんな映画祭に出品されノミネートしてきた作品。この作品を手がけた福嶋賢治監督は、今まで様々な作品の助監督を経験してきており、この作品で監督デビューを果たした。ストーリーの中では揚げ物が何度も登場しているが、大きくは多様性や自己肯定感がテーマとなっている。それを表現したのは岡田苑子、小澤うい、伊達諒、森海斗ら若手俳優たち。

■見どころ
①これから活躍するであろう俳優たちばかりであり、初々しい演技に注目。
②新感覚の揚げ物ロードムービー。揚げ物が美味しそうで、お腹が空いちゃうかも。
③みんな違ってみんないい、十人十色など、個性を認め合う様子がとても心地いい。

俳優としても活動する中村英児が監督・製作を兼任した、オリジナルの青春ファンタジー。「和」を感じる映画をコンセプトに、劇伴音楽はすべて和楽器で制作。さらに世界遺産でもある吉野山や金峯神社、金峯山寺、吉水神社といった、奈良県の各地で撮影された。たまたま出会った女性と距離を縮めていく青年主人公を中心に、ラブストーリーも展開される。謎に満ちた旅に導かれ、美しい日本の景色とともに成長していく主人公の姿も見どころ。

■見どころ
①3つの視点からなる物語。それぞれの視点に集中することで、見直すたびに新たな発見ができる
②和楽器アーティスト集団に所属する箏奏者・本間貴士が劇中音楽を担当。和楽器の音が新しくも耳に馴染む
③主演・安藤勇雅とヒロイン・井筒しまのフレッシュな顔合わせ！堂々とした演技で世界観に引き込まれる

結城和子

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