第25回サンフランシスコ・インディペンデント映画祭長編部門等、いろんな映画祭に出品されノミネートしてきた作品。この作品を手がけた福嶋賢治監督は、今まで様々な作品の助監督を経験してきており、この作品で監督デビューを果たした。ストーリーの中では揚げ物が何度も登場しているが、大きくは多様性や自己肯定感がテーマとなっている。それを表現したのは岡田苑子、小澤うい、伊達諒、森海斗ら若手俳優たち。

■見どころ
①これから活躍するであろう俳優たちばかりであり、初々しい演技に注目。
②新感覚の揚げ物ロードムービー。揚げ物が美味しそうで、お腹が空いちゃうかも。
③みんな違ってみんないい、十人十色など、個性を認め合う様子がとても心地いい。

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コンビニ店員として働くイトがパラレルワールドに足を踏み入れる、異世界系ヒューマンドラマ作品。幼い頃に両親を亡くしたイトがパラレルワールドを訪れ、現実世界では消えてしまった人たちとの再会を描いている。イト役には映画初主演となる関口蒼が抜擢され、佐野日菜汰、古矢航之介、中神円らが共演。監督は『ラストラブレター』を手がけた森田博之が務め、インターネットで拡散された都市伝説「異世界エレベーター」を題材にしている。

■見どころ
①実際にある築50年の都営団地を舞台にし、ノスタルジックな背景や風景に心が揺さぶられる
②登場人物それぞれのキャラクターが平凡ながら個性的で、不思議な魅力のある人たちが集まっている
③イトの幼馴染で思いを寄せる高島はかるとの再会や、2人の人間模様にも目が離せない

宮本行

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