立ち寄った僻地のガソリンスタンドで、正体不明の相手から命を狙われるサバイバル・スリラー。スペイン映画『シャドウ・スナイパー』(2015)が原案で、コロナ渦を経たアメリカが舞台となる。フレンチホラー『ハイテンション』(2003)のアレクサンドル・アジャが製作に名を連ねた。監督はアジャの監督・脚本作品『オキシジェン』(2021)で製作総指揮を務めたフランク・カルフン。盟友のタッグによる、現代社会を反映したストーリーとなった。

■見どころ
①アレクサンドル・アジャ製作！孤立無援で命を狙われ続ける主人公と正体不明の犯人にハラハラ
②2015年の映画を原案に設定をアップデート！現代のアメリカ社会を反映させたストーリーに注目
③ワンシチュエーションの密室劇。最初から最後までスリルを味わえる分かりやすい映画が見たい人におすすめ

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フランスの鬼才と呼ばれるギャスパー・ノエ監督が自身の経験を踏まえて、「病」と「死」をテーマにした映画作品。心臓病を患う夫と、認知症が進行する妻の老夫婦の日常が描かれている。映画は二分割の画面で同時進行され、夫婦それぞれの視点がで映し出されている。主演の夫役には80歳にして初主演のダリオ・アルジェント、妻役にはフランソワーズ・ルブランが抜擢された。ベルギー映画批評家協会ではグランプリに選ばれ、他映画祭でも数々の賞を受賞した。

■見どころ
①目を背けたくなるような現実問題に焦点を当て、リアリティ溢れる演技がより恐怖感を引き立てている
②いつか訪れる死の恐怖や絶対的な孤独について考えさせられ、迫り来る終末に最後まで目が離せない
③すれ違っていく老夫婦はもちろん、両親を心配しながらも金を無心する息子の姿にも心が痛む

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モニカ・ベルッチの体当たり演技とその過激な内容で衝撃を呼んだ『アレックス』のギャスパー・ノエ監督が、東京の街を舞台に、ドラッグディーラーとしてその日暮らしの生活を送る兄オスカーとストリッパーの妹リンダのふたりが、危険な運命に翻弄されていく姿を、サイケデリックなビジュアルとカメラワークで描くトリップ・ムービー。

日本人にとっては馴染みのある東京のネオン街の瞬きを、ノエ独特の感性で捉えた映像は、まるで訪れたこともない土地を見ているかのような感覚に襲われる。主演のナサニエル・ブラウン、パス・デ・ラ・ウエルタが熱演するほか、日本の映画監督である丹野雅仁が端役で顔を出す。原題は&ldquo;無に帰す&rdquo;といった意味合いである。

ヴァンサン・マラヴァル

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