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20年以上前に起きた事件と新たに巻き起こる事件に迫るミステリー作品。秘密を抱えた少年たちが大人になり、過去の事件が一気に動き始めるサスペンスだ。監督は本作が長編デビュー作となる齊藤勇起で、オリジナル脚本も手掛けた。主人公の春役には実力派として名高い高良健吾が抜擢され、幼馴染役には大東駿介や石田卓也が出演。白山會の会長役には佐藤浩市、刑事役に椎名桔平などベテラン俳優も出演し、脇をしっかり固めている。

■見どころ
①闇の仕事も請け負う悪い一面も見せる春という役柄に、高良健吾がピッタリハマっていて印象深い
②過去と現在で進行される似通った不可解な殺人事件の行方や犯人の目的に最後まで目が離せない
③主演の高良健吾をはじめ実力派俳優が集結し、終始味があって深みのある演技が光っている

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松山ケンイチと長澤まさみが初共演を果たし、連続殺人犯として逮捕された介護士と検事の対峙を描いた社会派サスペンス。鈴鹿央士、坂井真紀、柄本明が共演した。作家・葉真中顕の小説『ロスト・ケア』をもとに、『そして、バトンは渡された』の前田哲が監督、『四月は君の嘘』の龍居由佳里が前田監督と共同で脚本を手がけた。主題歌は森山直太朗の『さもありなん』。原作小説は、第16回日本ミステリー文学大賞にて新人賞を受賞した。

■見どころ
①高齢化社会が抱える問題をリアルに描いている。国が直面する現実について考えさせられる。
②介護の世界の影の部分を知ることができて、他人事ではない自分事として観ることができる。
③松山ケンイチのサイコパスな連続殺人犯に興味をそそられる。演技力の高さがピカイチ。

白取貢

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