愛知県の蒲郡市と幸田町を舞台とした、映画制作を巡る人間模様を描いたドラマ。映画プロデューサーの渡辺のところに、映画制作を願う少女メイが大金を携えて現れるところから物語は始まる。主要キャストには「信虎」で知られる森本のぶ、「カーテンコール」の園田あいか、「クオリア」の佐々木心音、「タッチ」の平塚真介が名を連ね、監督は「工業哀歌 バレーボーイズ THE MOVIE」で知られる高明が務めている。

■見どころ
①映画業界で25年以上のキャリアを持つ高明監督が自らの経験を基にしているため、リアリティを感じる。
②互いに弱みや強みを持つ個性的なキャラクターたちが、映画制作を通じて絆を深めていく様子に感動する。
③映画を作る意味が問われており、映画を愛するすべての人にとって共感を呼ぶテーマとなっている。

「ケンとカズ」の小路監督が手掛けた8年振りの新作映画。ヤクザの世界で生計を立てる辰巳と家族を奪われ復讐心を燃やす少女葵の運命的な出会いが描かれている。辰巳を演じるのは「の方へ、流れる」や「ONODA 一万夜を越えて」で、その繊細ながらも力強い演技が評価された遠藤雄弥。葵を演じるのは「アイスと雨音」での鮮烈なデビュー以来、「タイトル、拒絶」や「わたし達はおとな」でその存在感を示してきた若手の森田想。

■見どころ
①深い悲しみと絶望を抱えながらも、生きる意味を見出そうとする辰巳というキャラクターに惹かれる。
②愛する人を失った少女・葵の復讐心と葛藤があまりにリアルで観る者の心に突き刺さる。
③伝統的な「ボーイ・ミーツ・ガール」が、ヤクザと復讐を誓う少女というユニークな設定で描かれており新鮮。

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佐藤五郎

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