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2017年1月27日公開の日本映画。原作は夏目漱石が1908年に刊行した『夢十夜』。原作のスタイルにのっとり、第一夜から第十夜までの短編を日本映画界を代表する11人（1つ共作があるため)の監督が紡ぐオムニバス形式となっている。参加監督は、実相寺昭雄、市川崑、清水崇、松尾スズキ、天野喜孝、西川美和など。また出演者も1話ごとに違うため、小泉今日子、松山ケンイチ、阿部サダヲ、ピエール瀧など錚々たるメンバーが顔を揃えている

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主人公の可門良を演じたのは、歌手として知られ、俳優としては『太陽を盗んだ男』などが代表作の沢田研二。彼は本作の主題歌『時の過ぎゆくままに』を歌唱している。共演者は三木聖子、藤竜也など。阿久悠による原作に上村一夫が作画したマンガで、講談社『ヤングレディ』に連載された作品。『寺内貫太郎一家』などで知られる久世光彦が監督を務めた。未解決事件である三億円事件が題材となっていて、暴力的、性的シーンが多い。

■見どころ
①2022年に主演映画『土を喰らう十二ヵ月』で再注目されている沢田研二さんの出世作
②時効を迎えた未解決事件だからこそミステリアスな要素が多く興味をそそられる
③昭和の歌謡界の象徴である阿久悠さんの原作だから深みのある台詞使いがおもしろい

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