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芥川賞作家・丸山健二により1968年に執筆された小説「正午なり」。都会での生活が上手くいかず帰郷した若者の苦悩が描かれた。本作はその小説を原作として1978年に実写映画化された作品。監督を務めたのはベルリン映画祭に出品された『パイレーツによろしく』などで知られる後藤幸一。脚本を書いたのは「ホースケ君」シリーズで知られる漫画家・福地泡介。また主演を務めた金田賢一は本作で1979年のブルーリボン賞・新人賞を受賞している。

■見どころ
①数々の傑作を残したATGの青春映画。初々しさが残る金田賢一の演技もある種の魅力となっている。
②ネットやスマホがない時代、若者にとって都会と田舎の差は今とは比べ物にならなかったのだと実感！
③古い映画だからと侮っていたが、劇中音楽が驚くほど素晴らしい。特にラストシーンは鳥肌もの。

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