炭鉱に関わる人々の姿を描いた「三池　終わらない炭鉱の物語」などで知られるドキュメンタリー映画監督・熊谷博子が、瀬戸内海のハンセン病回復者・宮崎かづゑさんに密着。2016年から8年間渡りかづゑさんが暮らす国立ハンセン病療養所・長島愛生園を訪れ、彼女の日常を記録した。家族の愛情と本を支えに患者間のいじめを耐えながら84歳まで生き抜いたかづゑさんの人生の長い道のりが、ナレーションを務める俳優の斉藤とも子の声で語られる。

■見どころ
①「できるんよ、やろうと思えば」。かづゑさんの生き方は、私たちに大きな勇気と希望を与えてくれる。
②熊谷博子監督の手腕によってハンセン病のリアルな現実が浮き彫りになる。
③ハンセン病を背景にしながらも人間にとって普遍的なテーマが描かれているため、心に深く響いてくる。

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