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静かな山間で起きた殺人事件の真相に迫るサスペンススリラー映画。ある日焼死体で女性が発見され、彼女の素性や周辺の人物を調査していくうちに刑事ヨアンが事件に翻弄されていく物語だ。主人公の刑事ヨアンはバスティアン・ブイヨンが演じ、監督は『悪なき殺人』を世に送り出し大きな注目を集めたフランスのドミニク・モルが担当。本作はカンヌ国際映画祭プレミア部門出品され、セザール賞では作品賞や監督賞など最多受賞を果たした。

■見どころ
①ノンフィクション書籍をもとに作られた作品で、気づけば独特な世界観に引き込まれていく
②ヨンハとマルソーの2人の刑事が対照的で、事件に対する熱量や認識の違いも感じられる
③リアルに描かれた被害者家族のドン底の姿が印象的で、観賞後も余韻が残る作品となっている

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終戦後もその事実を知らずに、フィリピンのルバング島で約30年もの間孤独な時間を過ごした小野田寛郎旧陸軍少尉を描いたフランス・ドイツ・ベルギー・イタリア・日本の国際共同製作によるノンフィクション映画。メガホンを取ったのはフランスのアルチュール・アラリ監督で、主役の小野田少尉を「トウキョウソナタ」や「模倣犯」で知られる津田寛治が演じた。第74回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に出品されている。

■見どころ
①複数の国で共同制作した事実がより意義深く、戦争の無意味さをより感じられるものにしている。
②島での生活が淡々と描かれることで、よりサバイバルのリアリティを感じることができる。
③津田寛治のあまり多くを語らない目の演技が素晴らしく、鋭い視線に様々な主張が宿っている。

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