哲学的ゾンビと呼ばれる未知の寄生体に蝕まれた妻を取り返すために主人公の夫が奮闘する、SFロマンス作品。妻の脳内に寄生体が侵入し、殺処分の宣告を受けてしまう奇想天外な物語だ。監督・脚本を務めたのは数々の医療啓発ドラマを手がけてきた伊刀嘉紘。伊刀嘉紘の初長編監督作品であり、構想には10年以上の歳月がかかっている。主演を務めるのは映画や舞台で活躍する管勇毅で、妻を取り戻すために奮闘する夫・悟を熱演している。

■見どころ
①哲学や科学用語からの発想で生まれた物語がぶっとんでいて、不思議な世界観が広がっている
②寄生虫に侵入された妻・亜居が少しずつ壊れていく様子がリアルで、少し不気味さを帯びている
③悟と亜居の夫婦愛を感じされる場面が細部に散りばめられ、時にほっこりするストーリーも魅力

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