人気脚本家・宮藤官九郎が手がけた4作目の歌舞伎作品。シネマ歌舞伎としては2010年の『大江戸りびんぐでっど』に続く2作品目。NHK大河ドラマ『いだてん～東京オリムピック噺～』の中村勘九郎と再びタッグを組み、平成中村座では初となる新歌舞伎に挑戦した。江戸時代の芝居小屋のような空間の中に、体が大きくなったり小さくなったりする仕掛けなどが舞台にふんだんに施された。勘九郎の弟の中村七之助や中村獅童が共演する。

■見どころ
①古典落語と「不思議の国のアリス」を掛け合わせたような摩訶不思議な宮藤官九郎の世界へいざなわれる！
②自己愛の強い主人公や人情深い八百屋、第2形態を持つ花魁など個性豊かな人物が次々と登場し飽きさせない。
③数々起こる不思議な世界の中でも「生きる」ということを考えさせられる人情噺に心動かされる。

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