ドラマ『来世ではちゃんとします』の脚本などを手掛け、舞台演出にも関わるペヤンヌマキが監督したドキュメンタリー作品。有権者数47万人の杉並区で行われた2022年の区長選挙に立候補した岸本聡子と彼女を支えた住人たちに密着し、わずか187票差で現職区長を破った姿を描く。杉並区民が制作した応援歌『ミュニシパリズム』を音楽ユニット「黒猫同盟」(上田ケンジと小泉今日子)がカバーした『黒猫同盟のミュニシパリズム』が主題歌となっている。

■見どころ
①元々ヨーロッパで暮らしていたNGO職員の岸本と、彼女を擁立した地域住民との対話を丁寧に描く。
②それまで政治に無縁だった監督が自らの住居する地区の問題に気付き、政治を学ぶ姿は勉強になる。
③主題歌『黒猫同盟のミュニシパリズム』からは自治的な民主主義(＝ミュニシパリズム)を目指した住民たちの思いが届く。

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