第22回のニューヨーク・アジア映画祭でプレミア上映され、香港映画賞や金馬奨などの映画賞を受賞した本作。監督を務めたのは、新進気鋭の映画監督であるラウ・コックルイ。悩みを抱えた中年タクシー運転手と難民の少年が出会い、徐々に心を通わせていく様子が描かれている。主人公のタクシー運転手・チャンを演じるのは、『イップ・マン 最終章』などで知られるアンソニー・ウォン。難民の少年・ハッサンは、パキスタン出身のサハル・ザマンが演じた。

■見どころ
①サハル・ザマンの演技が衝撃！本作が映画初出演ながら、香港電影金像奨で最優秀新人俳優賞を受賞。
②アンソニー・ウォンの名演が素晴らしい！ウォンは第59回の金馬奨で最優秀主演男優賞を受賞。
③香港の難民問題と、制度がもたらす現実。日本に居ては気づけない"冷たさ"が可視化されている。

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『エレクション』シリーズなどで知られる香港の名匠ジョニー・トーが、裏社会に生きる男たちの友情を描く。少年時代から仲間として過ごしてきた5人がそれぞれ違う立場に身を置きながら死闘を繰り広げる様子を、ガン・アクション満載で見せてくれる。本作は第63回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門において初上映。その後も各地の映画祭で上映された。ジョニー・トー監督作『ザ・ミッション 非情の掟』の主要キャストが再集結している点にも注目だ。

■見どころ
①ジョニー・トーの世界観が爆発！彼ならではの映像美学と男臭い友情アクションが詰まっている。
②ガン・アクションだけでなくコメディタッチのシーンも盛り込まれ、物語の緩急が素晴らしい。
③ラストは男のロマンとも言うべき名シーンで、2度も3度も観たくなるほど感動する。

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