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宮嶋風が手掛けた商業映画の初監督作品。「島ぜんぶでおーきな祭　沖縄国際映画祭」で開催される若手映像作家の発掘・支援プロジェクト「クリエイターズ・ファクトリー」の歴代受賞者が参加したワークショップで選出された。高校生のときに母親を亡くした監督自身の体験をもとにした半自伝的内容ちなっており、「ちひろさん」で主演した長澤樹が愛、「少女は卒業しない」で注目された窪塚愛流が宗介を演じる。

■見どころ
①雪景色や森林、湖など、北海道の風景が映画の雰囲気や感情を引き立ててくれる。
②孤独に苛まれ傷つきながらも、心の交流を図ろうとする少年と少女の姿が印象的。
③年齢や生い立ちが全く異なる役柄に完璧になりきった長澤樹と窪塚愛流の演技が見事。

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”食文化としてのクジラ”というテーマを掲げた映画「ビハインド・ザ・コーヴ」から8年後。前作も手がけた八木景子監督が、さらにクジラについて探究を進めていた。この作品ではクジラを食と科学の面から考えた多くの専門家が、それぞれの目線からクジラを見つめている。2019年に日本が国際捕鯨委員会を脱退したことから、商業的な捕鯨は再開していた。クジラを食すことから環境問題まで視野を広げ、これからの地球を考えていく大きなテーマを持った作品。

■見どころ
①美味しそうなクジラ料理たち。かつては普通に食されていたクジラの食の魅力が詰まっている。
②同じ物事に対して多方からの意見を交わし合う。いろんな見方があってとても楽しい。
③クジラから、地球の環境まで考えることができる。無知の人でも勉強になるだろう。

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2002年に開発されたファイル共有ソフト「Winny」をめぐる事件をもとに、『ぜんぶ、ボクのせい』の監督・松本優作が映画化。CAMPFIRE映画祭で映画企画クラファン大会でグランプリを取った作品。Peer to Peer(P2P)を用いて大容量データ送信のために開発された画期的な技術が悪用され、罪に問われた技術者・金子勇を『桐島、部活やめるってよ』の東出昌大が演じる。当時、最高裁までもつれた7年間の裁判は世間を巻き込み大きく報道された。

■見どころ
①役作りのために18kgもの増量を成功させ、「自分の中に金子さんがいる」とまで語るに至った東出昌大の熱演に注目！
②革新的なソフトを開発しながらも不当逮捕され、逆転無罪の判決が出るまでの7年間を掘り下げる。
③正義や信念を貫き、金子を救うために奔走した壇俊光をはじめとする弁護団の熱い戦いがそこにある。

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三島由紀夫の長編小説『豊饒の海』4部作の第1部にあたる同名小説『春の雪』を、『世界の中心で、愛をさけぶ』で一躍全国に名を知らしめた行定勲が映画化。大正初期の名家の子息と令嬢の悲恋を、思わずため息の漏れる美麗な映像で彩っている。

主演は『ウォーターボーイズ』、『ジョゼと虎と魚たち』など数々の主演を務め日本映画界のトップを走る俳優・妻夫木聡と、『いま、会いにゆきます』の竹内結子が務め、志田未来、高岡蒼佑、田口トモロヲらが共演に名を連ねる。キャッチコピーは「永遠を約束されたはずのふたりに、その悲劇は静かに訪れる&hellip;」。

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