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香港映画界の至宝であり、その独特の映像センスが世界的に支持されている『恋する惑星』のウォン・カーウァイ監督が、キャリア初の海外ロケに臨んだ意欲作。放浪するゲイの男たちの恋愛模様を、南米アルゼンチンはブエノスアイレスを舞台に描いた異色かつ鮮烈なドラマとなっている。風光明媚なブエノスアイレスを切り取った映像美や、優れたドラマ性が評価され、1997年カンヌ国際映画祭の2部門にノミネートされ、見事監督賞を受賞している。出演は香港映画界のみならず、アジア全域を代表するトップ・スター、レスリー・チャンとトニー・レオン。台湾の若手俳優、チャン・チェンが脇を固めている。

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1996年に製作された香港映画。音楽プロデューサーと女性歌手、そしてそのファンの三角関係を描いた香港映画「君さえいれば/金枝玉葉」の続編。監督は「ラヴソング」などを手掛けたピーター・チャンが続投しており、レスリー・チャン、アニタ・ユン、カリーナ・ラウの主要キャストも、1作目から引き続きの出演となっている。脚本・撮影・美術などの製作陣も変更せず、前作における香港返還前のゆれる時代の空気感が、本作にも踏襲されている。

■見どころ
①1作目を観ていなくても、美しい映像や詩的なセリフ回しで楽しむことができる。
②1作目とは異なり女性同士の恋愛にも焦点が当てられ、また違った雰囲気が楽しめる。
③音楽業界を描いた作品なので歌唱シーンもあるが、曲も歌も素晴らしく、聞き惚れる。

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ウォン・カーウァイ監督の第2作目長編映画作品。1960年代の香港を舞台に、若者たちの恋愛模様を描いている。主人公のヨディを演じるのはアイドル歌手としての経歴もあるレスリー・チャン。ウォン・カーウァイ監督の第1作目『いますぐ抱きしめたい』に引き続き、アンディ・ラウやマギー・チャンらも出演している。第10回香港電影金像奨では最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀主演男優賞を、第28回金馬奨では最優秀監督賞を受賞した。

■見どころ
①ヨディの複雑な家庭環境に心が痛み、心情描写が胸に訴えかけてくるものがある
②登場人物の仕草や台詞にこだわっていて、なんとも言えない不思議な魅力を秘めている
③作品全体に漂う雰囲気がロマンチックで、青みがかった映像が印象深く記憶に残る

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